1年 人権学習 感じたことを伝え合おう!!

今日の2限目、1年生は「さっちゃんのまほうのて」という絵本で学習していました。

この「さっちゃんのまほうのて」は、たばたせいいいちさんの作品です。

1985年に発行された有名な絵本ですので、ひょっとすると保護者のみなさんが子どもの時、学校の図書館などでご覧になったことがあるかもしれませんね。

生まれつき指がない先天性四肢障害をもつさっちゃんと、周りの人々のお話です。

 自分が感じたことをみんなに伝えています。

 

お父さんからの言葉の場面などを振り返っていました。

 

世の中には様々な人が暮らしています。

最近では、パラリンピック競技などを通じて、ハンディキャップを持つ方々の挑戦する姿や、力強さなどを目にする機会も多くなってきました。

1897年、岐阜県に生まれた中村久子さんをご存じですか。

この方は、2歳の時の凍傷がもとで、病気になり、両手両足を切断しましたが、お母さんやおばあさんの厳しくも深い愛情を受け、本人の不撓不屈の精神力もあいまって、文字を書いたり裁縫をしたり、なんでもこなしていく力をつけていました。

1937年、来日したヘレン・ケラーが、

「私より偉大な人」

と感激して義足を付けた中村さんを抱きしめたそうです。

中村さんの言葉にこういうものがあります。

人の命とはつくづく不思議なもの。確かなことは自分で生きているのではない。生かされているのだと言うことです。どんなところにも必ず生かされていく道がある。すなわち人生に絶望なし。いかなる人生にも決して絶望はないのだ。

中村さんの言葉だからこその重みを感じます。この精神力や強さを見習っていけたらいいなと思います。

 

 

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