運動場の中央玄関左側にある石碑です。
平成の市町村合併以前(松阪市になる前)に建てられたものらしく、嬉野町立中川小学校と掘ってありますが、

知えと  体と  人がらと

とシンプルに刻んであります。
学校で育まれるものをつづったものであることだと思いますが、この学校が大切にしてきたものでもあります。
昨今では知恵(学力)の部分が大きくピックアップされてしまい、そればかりに注目が集まりがちですが…。
体(健康や体力など)も人がら(人間関係)も未来を切り拓くには必要な要素です。

かつてのテレビドラマ「3年B組 金八先生」第4シーズン(1996年)の最終回にこんな言葉があります。

「夢見る力、これがこの国のたったひとつの資源です。
遠い国に憧れて、遠い国から学ぶ、それがこの国のエネルギーです。
奈良や大和時代、この国の人々は朝鮮半島の新羅・百済という国に大いに学びました。平安時代、この国の人たちは中国 の唐・隋という国に学びました。
明治維新の若者たちは、遥かヨーロッパの国々に大いに夢をはせ、大いに学びました。そして戦後50年、日本はアメリカという国からたくさんのことを学びました。
夢を見る力、遠い国に憧れて、遠い国から学ぶエネルギー、それがこの国を進めてきたんです。
どうぞ皆さんは、夢見る力をこの国の未来に注いでください。
もう皆さんには、夢見る力が十分についています。
さあ、旅立って愛というものを探してください。
少し話がむずかしいか?
あのね、立派な人にならなくていいの。どうか、感じのいい人になってください。

子どもたちが生きる未来が穏やかで感じのいいものであることを願います。

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